ふだんから「忙しい」という言葉を聞く。VTuber活動やその他の活動の合間を縫って、エゴサーチをしたり、ファンにコメントを投稿したりしているようだ。毎日欠かさずやるエゴサやコメ返しも、そして配信の内容も、なんだか疲れているように感じたのだ。
徹夜をして、朝活と称して朝方に配信をする。いつもは元気よく喋ってときどきコメントを拾うのに、ゲームをやるだけで精一杯だ。彼女のゲームの内容も、完全に集中できていると思うのは難しいし、完全に無言でしているのがおかしいというか、むしろ恐怖である。
彼女は疲れていることを自分で把握しているらしく、この理由を今度話すと約束してくれた。確かに理由は気になる。自分は過労、頑張りすぎだと思っている。というか、そうでないはずがないと思う。
彼女の配信を見て、こちらも疲れてしまう。言っていいか分からない言葉は言わないほうがいいらしいが、あえて言及すると「老老介護」と考えてしまうのだ。
疲れ切った人が、疲れ切った人を支援する姿は、第三者からみれば耐え難いものだと思わないだろうか。今自分は、疲れているのに、同じく疲れている彼女にコメントを送っているのだ。
ファンはもちろん自分ひとりではなく、彼女の努力に相当な人数がいる。自分は配信を楽しみにしていたはずなのに、なぜか楽しめなくて、お願いだから休んでくれと思うこともある。言葉にはしないのだが。
頼むから休んでほしい。これを直接な表現で言うのは諦めて、「〇〇ちゃんのペースで活動してくださいね、応援しています」という趣旨のマシュマロを投げることにした。基本的にマシュマロの返事は帰ってこないので、この言葉が彼女に見られたのか、そしてわかってくれたかは分からない。
ファンが推しを試すなんて自分はファンではなくアンチなのかもしれないのが怖い。
そして、推しに関するあらゆる悩みをネットで検索すると、よく恋愛相談がヒットする。恋に専門家などいてたまるものか。みな自身の経験などから探るような回答をしている。一言で言えば「正直になれ(性的にとかそうではなくて)」、「頑張れ(病は気から)」が答えに近い気がする*1。
つまり、彼女との距離を置くことを少しだけ考えている。また時間のおかげで、彼女のかわいくて最強な姿を目にできるかもしれない。新たな魅力に気付けるかもしれない。
だけど推しが今すぐ元気になって、見始めたころの格好良さを見せてくれないかと、無謀な期待をして見続けてしまうのである。最後のあいさつで元気は取り戻せるが、中身は本当に疲れ切ったもので終わることが多いと思う。
こんな愚痴を本人が見る可能性が極めて低いところで書くなんて人としてどうかしているのは確かなのだが、誰にも相談できないし、心にとどめておくと病んでしまいそうなのだ。推しには非常に申し訳ないが、小心者の俺はここに思ったことを書かせていただきました。こんなファンでごめんなさい。
*1:推しに恋しているという自覚はありません。